【蕎麦打ちパフォーマー・岩品幸司】鴨汁の鍋焼き蕎麦がき

【蕎麦打ちパフォーマー・岩品幸司】鴨汁の鍋焼き蕎麦がき

こんにちは、蕎麦打ちパフォーマー・岩品幸司です。

蕎麦打ちパフォーマンス・蕎麦打ち教室を通じ、多くの方に蕎麦の歴史・文化を伝承していき、100年、200年と日本の蕎麦文化、ひいては料理・食文化が続いていけるよう精進して参ります。

 

 

鴨汁の鍋焼き蕎麦がきの作り方

 

 

材料

材料《蕎麦がき》 分量
蕎麦粉 50g
100cc

*《蕎麦粉1:2水》の分量で大きな蕎麦がきが作れます。

 

材料《鴨汁》 分量
鴨肉 150g
長ネギ 1本
★白髪ネギ 適量※仕上げにのせる
★ネギ芯 適量※鴨肉と煮る
希釈蕎麦汁 50cc
250cc

*蕎麦汁は市販の汁のかけ蕎麦の分量で

 

 

作り方

1.長ネギの芯は短冊切り、白い部分は白髪ネギにします。

2.市販の蕎麦汁を鍋に用意します。

 

 

3.鴨肉と短冊切りネギをフライパンで軽く焼きます。

 

 

4.鍋に3.を入れます。

 

 

《蕎麦がきを作る》

5.水100ccと蕎麦粉50gを鍋に入れよくかき混ぜます。

 

 

6.鍋を中火にかけ、麺棒(胡麻をする時に使う棒)で混ぜながら焦がさないようにすします。

 

 

7.蕎麦が固まってきたら麺棒で蕎麦を掻く、力強く掻く。掻く程に粉っぽくないクリーミーな蕎麦がきが出来ます。

 

蕎麦粉を水で溶いて麺棒等で『掻く』ので、蕎麦がきと呼ばれてます。

 

8.固まった蕎麦がきをヘラ等ですくい取り、手を水に濡らし蕎麦がきを少し練ります。形を木の葉に整えてます。仕上げは葉っぱの葉脈の様に筋を入れます。

 

 

9.鴨肉と短冊切りネギの入った鍋に入れ火にかけます。

 

 

10.ひと煮立ちしましたら白髪ネギをどっさり盛り完成です。

 

 

 

 

蕎麦コラム:日本で初めての蕎麦〜蕎麦ってどの位前から存在していたか知ってますか?〜

【蕎麦】は大変昔から日本の土地に存在していました。

 

高知県の遺跡から約9,300年前の蕎麦の花粉が発見されてます。 うどん圏である四国から発見されたのが特に面白いですね。 関東圏では、埼玉県岩槻の遺跡から3,000年前の蕎麦の種子が発見されています。

 

ちなみに、【小麦】【米】はいつから日本に存在していたのでしょうか?

 

【小麦】は紀元前1世紀〜紀元前4世紀。今年は2,022年だから2422年から2122年前の弥生時代です。 【米】の最古のものは岡山県の遺跡から3,500年前の米が発見されてます。縄文時代の後期頃です。

 

蕎麦は小麦よりも、米よりも古くから日本に存在していた穀物である事がわかります。

歳を重ねると【蕎麦】が恋しくなる人が多いのは、日本人は大昔から蕎麦を食べていたからではないのかなと思いました。【お袋の味】が恋しくなる様に日本人のDNAに【蕎麦】が刻み込まれているのかもしれません。

 

 

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